現在でも数多く見られる形のモデルです。
このシリーズはB.C.D.E.F.H.J.Kと大きな変更無く続いたベストセラー。
しかしながらこのモデルBは数が少なくなりつつあり、だんだんと値段が上がってきています。
またこのBは常に仕様変更されたようで、数多くの変更点を見ることの出来る興味深いモデルでもあります。


とても頑丈な作りで、レジャーと言うより
実用に使われていた様なランタンをよく見かけます。

デップクリーナーのレバーが長く伸びています。

大体は写真の位置に付いておりますが、分解組み立てを繰り返すと位置がずれることも・・
モデルがHになるとこのレバーは後ろ側に移動します。



ポンプはネジ止めでは無くプランジャーをねじ込む作り。
この作りはモデルCまで続きDになるとネジ止め式となります。

工具無しで外すことが出来てメンテナンス性が良いのがマル。

インテークチューブには写真のような刻印があります。

このインテークバルブがコールマンの特許であることを謳っているようです。
この形に行き着くまで、かなりの苦労があったようです。

ベイルフレームは割ピンで留まっています。

このランタンは後期生産のためこの形ですが、前期中期と形や留め方が違っています。
前期型はベイルが鍵状になっていて、ある位置でベイルを外すことが出来ました。
中期はフレームが前期のままで、ベイルの留め方が後期の形のハイブリッド型。
年代事に何台か集めたら面白そうですね。


その後前期型が手に入ったのでご紹介します。
 
ベイルの一部が出っ張っていて、フレームの切り抜きと合うと外すことが出来ます。
ベイルが下位置に来ると外れるのですが、原則タンクを外さないと外せません。








タンク裏の刻印なんて見たら、物欲がフツフツと湧いてきます。これは後期型。

余裕があったら何台も集めてみたいランタンですが、
探すと数が少ないことがよく分かります。


こちらは前期型。
サンシャインマークがありません。






これは前期型の燃料バルブに付く、金色に輝くディレクションディスク。

前期型のなかでも数少ない1930年にしか無い、真鍮で出来たディスクです。


220B

全て前期型の220Bです。右側だけカナダ製。

この前期モデルはビックハットであっても、
228ではなく220なんです。
オリジナルのタンクには220Bの刻印が入っています。









いずれのランタンも手に入れたときは、かなり汚くて錆びていました。
それをコツコツと磨いては組み直していくアプローチも楽しいものです。