ここに2台の829があります。
ゴールドの方はライセンス生産をしている中国製。
シルバーは当時のドイツ生産の物です。
せっかくなので、この2台のランタンを比べてみましょう。
これであなたのランタンが、どちらなのか判断できますね。
当たり前ですが 外見はほぼ同じです。
ただドイツ製の方が若干重量感があります。
簡単に外せるベンチレーターの重量を量ってみました。
僅かにドイツ製の方が重たいようです。
持ったときの質感でも違いが分かります。
色味がちょっと分かりにくいですが、
こちらは中国製です。
トップの刻印はセオリー通りに刻印があります。
ライセンス通りなので当たり前か。
こちらは本家ドイツ物。
刻印が無くツルンとしています。
他のモデルでは刻印がありますが、これにはありませんでした。
恐らく普通に刻印がある物もあると思います。
バルブホイールは色意外は特に違いはありません。
少し作りが大ざっぱかな。
こちらがドイツ製。
写真に白地に赤い矢印が分かりますか?
(写真をクリックで拡大)
矢印の刺している、太陽マークの光部分に注目して下さい。
ドイツ製は数えるとこの光が10個。
中国製は11個になっています。
タンクの刻印ついでで追加情報。
戦前戦中の大変旧いモデルには、
刻印のGマークの中にEマークが入っています。
このマークのあるランタンは、数少ない貴重なモデルとなります。
もちろん太陽マークの光は10個。
その他にはタンクの底にある、
数字の刻印でも見分ける事が出来ます。
中国製は6行の数字が刻印されています。
恐らく製造年数に関わる数字だと思いますが
どの様な意味なのかは分かりません。
ドイツ製は4桁の数字が刻印されています。
このランタンには 2281 とあります。
数字には規則性が有り、この数字から
1968年5月26日製造と分かります。
ただこの日は日曜日なので、27日製造かも知れませんね。