嫁さんのスクーターが車との事故で廃車になってしまったので、相手の方に中古の原付バイクを賠償して貰いました。
事故の時の怪我で乗れない嫁さんの代わりに、私の手元に一端来てしまったのが事の発端でした(^_^;)

あくまでも嫁さんが仕事や買い物に使うバイクです。

知り合いのショップに頼んで探して貰いました。特に車種を指定せずに目立つ明るい色と良く止まるバイクとだけお願いして約1ヶ月。

見つかったバイクに前カゴと左右のミラーを付けてもらって納車されました。
前の持ち主は若い人だったようで、初めからアルミステップなどが付いていたり
マフラーを付け替えた跡や転倒した傷などがありましたが、概ね良さそうな感じです。

嫁さんは怪我ですぐには乗れないので、整備がてらバラしてみることに…
ボディは鈑金屋に塗って貰った様ですが,オークション仕様でかなり下手。
ビスが無かったり、プラグが違う番数が付いていたりと整備しているうちに
私のこだわり精神に火が点いてしまいました(^_^;)


先ずは簡単なアルミホイールへの入れ替えから。
ジョグのZRは元々アルミが付いていましたがさらに軽いタイプへ。

そして車体の寸ずまりを感じさせるホイールベースを少し伸ばすことにしました。
しかし嫁さんが仕事や買い物に使うバイクなので、若者風のロンホイではなく
僅か3センチの延長です。たったこれだけでもスッとした感じになります。





このアップの写真ではよく分かりませんが
全体的に見ると印象は全く違います。

もちろんセンタースタンドやワイヤー類は
ノーマルのまま使うことができ問題はありません。





エンジンハンガー
この部品でエンジン自体を後方にずらします。
右がノーマル。左の部品で2つ目の穴が3センチずらした穴です。
この部品は近くの(株)一戸工業所さんにお願いしてワンオフで作ってもらいました。
リンクページにて紹介しております。







仮組みしたら、キャブのチョーク?が当たってしまうので
写真のように一部サンダーで削りました。ワンオフでは常に現状合わせが必要になります。



 無事、部品の逃げのスペースが出来ました。




ホーンはWにしましたがフロントカバー内はスペースが無く狭いので縦に設置です。
右下に見える銀色のCDI.は、前の持ち主がPOSHと言うメーカーの物に付け替えていました。
これって何かというと、゛リミッターを排除してすぐれた点火特性により、
ノーマルをはるかにしのぐ出力特性を確保゛だそうです。
嫁さんには必要ないけどノーマルが無いのでそのまま使用。
これに伴いプラグをイリヂウムに変更しました。



ボディカバー類の塗装は匠の技の鈑金工場で、転倒傷の修理と色替えをしました。
色をアイスグリーンにしたのですが、調合で暗いくすみをとってもらったら
水色のようになってしまいちょっと残念。しかし目立つ色なので良しとします。
嫁さんに相手の車からよく見える色にして欲しいと言われていたモンで…

リヤのボックスは有名なイタリアのGIVI。
仕事中に荷物を入れて保管したり、買い物したときなどに活躍します。
こちらも嫁さんの希望です。
某部品量販店で業販で譲っていただき安かった!これも一緒に色替えです。






リヤスポイラーを外して普通の原付に付いているキャリアに交換。
キャリアとボディの間に隙間が出来たので、ゴムブッシュをカットしてピッタリと付けました。





スポイラーにはハイマウントランプが付いていたのですが
そのスポイラーを外してしまったので、代わりにリヤボックスにハイマウントランプを付けました。
元の配線コードの穴を使ったので、今回の配線も見えずにスッキリ。

ストップランプが低いとドライバーに遠くに居るように錯覚されます。
このランプをつけたことで安全性が向上しました。






ノーマルの荷物フックはプラスチック製の頼りないものだったので
金属製に交換。これで牛乳パックの入った重い買い物袋も安心して掛けられます。







嫁さんはブレーキの効くバイクを希望していたので
ディスクブレーキのバイクにしたのですが、ノーマルはいまいち効きが悪い。
そこでブレーキの頂点、ブレンボにしました。
これに伴いフロントフォークも社外の物に交換して前廻りをリニューアル。
ブレーキホースもメッシュにして、カチッとした効きのブレーキとなりました。



 
綺麗に塗装されたボディにステンシルを入れてみました。
実はこのステンシルは手書きなんです!
初めスプレーで吹いてみたのですが、ボディが塗料を弾いてしまいます。
シリコンオフで脱脂しても駄目で、結局はステンシル風の刷毛ペイントで対処。




プーリーカバーやマフラープロテクター、リヤキャリアなどの
プラスチック部品は、一端シルバーで塗装した後にブラックに塗り重ねました。
部品の角が擦れてきたり、傷が付いたりすると下からシルバーが現れてきて
金属部品っぽくなってきます。




 
そしてこちらが完成したバイクの全体写真です。

肩を負傷した嫁さんのためにサイドスタンドも付けました。
エンジンを後ろにずらしてサスを変えなかったので、後ろの車高が1センチほど下がりまた。
また重心が後ろに移動したうえにボックスも付けた為に、センタースタンドを掛けるときにかなりの重さとなりました。
このバイクにはサイドスタンドは重要なアイテムです。


ソリッド塗装ですが光りの加減でグリーンが強く出ることもあり不思議な色です。
見慣れてきたら結構お気に入り。

基本的にはエンジンや駆動系はいじりませんでした、…と言うより
これ以上いじくると怒られそうなので取り敢えずはこのくらいにしておきます(^_^;)
乗ってかなりの快適指数は上がりましたが所詮原付、公道ではかなりの制限がされて不便です。
せめて80ccは欲しいかな。あとは嫁さんの免許次第…って嫁さんのバイクだった(^_^;)



暫く快適に走っていたのですが、
最近リヤショックが固着する事があると嫁さんに言われ
この度交換することにしました。












様々な種類があって迷いましたが、少し良い物をチョイス(^O^)

車高があまり変わらない様にと考えた結果、
ショックの長さ調整が出来る車高調にしました。
何とこのショックは長さを替えても、衰減力が変わらない優れものです。

早速装着!

結構硬くはなりましたが、見た目や機能性が上がり結果オーライ。
益々派手になっていく、嫁さんの仕事バイクでした…