1903年、屋外器具の会社として設立されたAGM社。後にコールマンとのシェア争いをすることになります。第二次世界大戦時にコールマン等と協力し軍要請の元、生産体制を確保します。この事から、コールマンとの共通する部品が結構存在します。


AGM
このランタンはCAMPLITEのモデルRL3。
コールマンの220系ととてもよく似ています。またバーガンディの濃い頃の色にも似ています。






バーナーチューブやフレームは
コールマンの220と同じようですね。












タンクも220系の初期の物と形は一緒のようです。
タンクは一時期コールマンが供給していたとも言われています。















ポンプはコールマンと少し違います。



ポンププランジャーは、おおまかにこの2つの部品で成り立っています。
チェックバルブはなく、右の小さな部品を締め込むことによりタンクの圧を保持します。
ポンプの先がマイナス型になっていて、押し込んだ状態でスクリューの部品を閉めたり緩めたりします。
緩めすぎると、ポンプ室の中で右のスクリューバルブが外れてしまいます(^_^;)



バルブAssyもコールマンと少し違います。
コールマンの220D~Kのものを一体にしたような感じです。

















左:AGM 右:コールマン

ジェネレーターもコールマンと違いました。
ニードルの根本が写真のように違います。
今ではAGMのジェネレーターは入手困難。
そこでコールマンの220用ジェネレーターを使用できるように
します。















AGMは、先が二又になっていて、ここにジェネレーターを挟みます。          こんな感じ。↑






で、ジェネレーターの接続部分を挟み込む形から
コールマンと同じ差し込む形に作り替えました。
















カラーには、このモデル用のプレートがカシメてありますが、
裏から見てみると…

他のモデル名が印刷されています。合理的でエコ。



コールマンのジェネレーターも
問題なく機能し息継ぎもなく燃焼しています。


















ちなみにコールマンランタンとの大きさ比較はこんな感じ。
コールマン290Aより若干大きい程度です。220とは同じ大きさです。
キャンプ場で溢れかえるコールマンとは一味違い目立ちますね。