モデルN0.1・No.2とほぼ同じ大きさ。
この頃までこの大きさで重量もかなりありまが、
このN0.9はオーブンが省略された分、
若干軽くなっています。(奧は442)
モデルのプレートは無くなり、
代わりに会社名がエンボスで打たれています。
簡略化か技術の進歩か…
蓋はモデルNo.2と同じでストッパーを兼ねている足を
出すタイプ。五徳は一本物で溶接箇所はありません。進化・簡略化?
この状態だと、以前のモデルとあまり変化なく見えます。
このモデルは燃料タンクは分離型。
形は違うものの、現行型の基礎となります。
バーナー部分は本体に完全に固定され移動しなくなりました。
点火位置 プレヒート位置
タンクを本体にセットします。モデルNo.1やNo.2はバーナー自体が移動しましたが、
このモデルはタンクが移動します。
なぜ?バーナーやタンクを移動する必要があるかというと…
プレヒート位置▼移動中
▼点火位置
この頃のジェネレーターは燃料がとても気化しにくく、炎がなかなか安定しません。
『点火位置』写真の中央右に、縦長の穴の空いた器のような部分がありますが
これはジェネレーターをプレヒートする噴射装置。
この位置で燃料バルブを開き燃料を出して点火します。
噴射する炎でジェネレーターを30秒ほど暖め、燃料を気化しやすくします。
この部分は、モデル1と2にもありますので見返してみて下さい。
そのジェネレーターですが、バラしてみるとこんなパーツ構成です。
手前の何本かの細い鉄の棒。これはジェネレーターの中身です。
現行の物は、スプリングのような部品と圧縮された
紙のようなパーツで、古くなったら交換が基本ですが、
この頃のはメンテナンスすれば何度も使えるパーツですので
今現在でも手入れをすれば元のように調子よくなります。
ジェネレーターに組み込んでみました。
中央にニードルが通ります。
使用できる状態です。正面から見て右側面にサブバーナーのレバーがあります。
このレバーを押すとサブバーナーに燃料が供給されます。
モデルNo.2と同じ構造ですが、No.2は引くと供給されるので
作動する向きが逆になりました。
閉開
バルブの構造は至って簡単。
レバーの先に傾斜が付いていてその高さでバルブを上げ下げするだけ。
早速点火!古いバーナー特有の炎上もありましたが、
ジェネレーターが暖まってくると炎も安定してきます。
キャンプでも充分使えるオールドコールマンに毎度ビックリ。