カナダ鉄道用に作られたモデルで、長時間使用できるようにタンクは大きくなっています。
手元に何台か揃ったので比較してみました。
打刻年数は左から1964年8月/1958年11月/1953年6月
前期型と後期型でベンチレーターが違います。これは通常の1バーナーランタンと同じですね。
後ろ側はこのようになっています。
ティップクリーナーステムが丸いタイプと
通常の棒タイプの物があります。
このランタンのシンボルでもある
CPRの浮き文字。貴重です。
CPRランタンには時々、見慣れない金具が付いてきます。
このランタンにはホヤを内側から抑え、ガタつかないようにする金具がついています。
64年8月 58年11月
コールマン社のエンボスマークは、年数で場所が違っています。
タンクキャップの下だったり、裏側面だったり。
そのエンボスマークにも、年数で若干違いが見られます。
53.658.1164.8
↑左から古い順ですが、サンシャインマークがだんだん小さく沈んでいきます。
これは狙って沈ませたのではなく、エンボスの場所が制限された事によるようです。
CPR242
フレームの底には、カラーの位置が動かないようにする凹みが幾つかあります。
ほぼ同じ形の242系は、中央全体がくぼみカラーを固定しています。
いずれのランタンも、もちろんちゃんと点火できます。
このCPR仕様はケロシン仕様ですが、この写真はいずれもホワイトガソリンで点火しています。
ケロシンとの違いは基本的にはジェネレーターの違いです。おそらく燃料の通りの問題だと思います。
その他フューエルバルブもホワイトガス仕様と外見が違います。
写真はいずれもケロシン仕様のままでホワイトガソリンで燃焼させていますが、
皆さんは火だるまになる可能性が高いので真似をしないで下さいませ。
あくまでもメンテ後の汚れ取りを兼ねたものです。もともとホワイトガソリンは機械洗浄油なもので…
ではプレヒートをして灯油で点火してみましょう。
プレヒートは、大体1分弱ぐらいです。
カップの燃料が無くなる頃にゆっくりとバルブを開きます。
シュッ、と言う音と共にマントルが少しずつ明るくなってきます。
ホワイトガソリンと違い点火もゆっくりとしたものです。
灯りもガソリンに比べ若干赤みのある感じで優しい明るさです。
今となってはとても貴重なランタンとなりました。
ネットなどで見つけたら、是非ゲットしたいアイテムです。